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2020年7月4日の豪雨災害からこれまで多くの皆様にご支援いただき、歩みを前に進めることができました。支えていただいた皆様、本当にありがとうございました。
被災の状況と復興までの歩みについては下記にまとめております。ぜひご覧ください。

令和5年3月末に蔵の修復が終わり、製造、販売および蔵の見学案内を再開することができました。後回しにしていた下田(代表)と迫田(杜氏)の自宅の改修工事も令和6年4月にようやく完了いたしました。被災直後からひたすら復旧に向けてもがいてきましたが、蔵の施設、設備の再建、自宅の復旧工事を終えて、ようやく気持ちに区切りをつけることができたように思います。
豪雨災害によって私たちは多くのものを失い、負債を負うことにもなりました。しかし、得たものもありました。
その第一はたくさんの方々の温かい心に支えられていると実感できたことです。発災から数か月の間に延べ300人余りの方に直接足を運んでいただき、泥出し、解体、瓶やタンクの洗浄などを通じて復興へに向けて背中を押していただきました。支援物資や義援金、クラウドファンディングなどの形で応援していただいた方も1000人を超えます。商品を購入する形で応援していただいた方もたくさんいらっしゃいます。こうした皆さんの温かい気持ちにどんなに励まされたことか。皆さんからのご支援がなければ私たちは一歩も前に進むことができなかっただろうと思います。支えていただいた皆さんへの感謝の気持ちを常に忘れず、私たちも社会のお役に立てる存在になれるよう精進していきたいと思います。
豪雨災害を通じて得たものの二つ目は自然との向き合い方です。今回は自然の力の脅威を突き付けられましたが、一方、日常的に私たちがいかに自然から恩恵を受けているかも強く実感しました。自然を畏れつつその恵みをありがたく享受しながら生きていきたいと思います。そのような思いから、窮地に陥った状況の中でも「球磨川」という商品を生み出すことができましたし、これからも様々な挑戦を重ねていきたいと思います。
豪雨災害を通じて学び取ったことは、私たちにとって貴重な財産です。これをもとに、皆様に喜んでいただけるような焼酎造りに励み、自立することが皆様への恩返しにつながるものだと思います。また、社会への恩送りにもつなげたいと思います。今後とも末永く見守っていただければ幸いです。